ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【54日目】金属アレルギーとピアスの日

最近、首周りの皮膚が炎症を起こしているのか僅かに痒みを感じる。仕事中も気を取られて仕方ないので、近々薬局で塗り薬と包帯を購入するつもりである。

もし私が近日中に包帯を巻いて出社したら、それは単に炎症が悪化しただけなので、厨二病だ何だと騒ぎ立てないで頂きたい。

かつて冥界の使者から死の呪印を刻まれ、魔力殺しの聖骸布で封印していた時期があったが、その際も周囲からの視線は冷ややかであった。しかし今回は本当にただの炎症なので、どうか温かい目で経過を見守って欲しい。

それにしても皮膚の炎症は厄介である。重度の金属アレルギーをお持ちの方などは、日常生活を送る上でもかなりの制限を受けているに違いない。

もしも読者の中でこれからピアスを開けようとお考えの方が居たら、素直に耳鼻科に行かれることを勧めたい。私の両耳には5つほど穴が開けられているが、うち2つは耳鼻科で開けてもらい、残りの3つは安全ピンで無理矢理こじ開けたものである。

前者については術後に目立った炎症もなく、角度や位置についても理想通りの結果になったが、自分で開けた方については炎症が酷かった。せめて市販のピアッサーを使えば良かったのだが、深夜の研究室で延々と論文を書き続ける苦行に、精神が崩壊したのだろう。

唐突に「そうだ ピアス、開けよう。」と思い立ち、衝動的にやってしまった。氷で皮膚の感覚を麻痺させていたが、しばらくすると猛烈な痛痒さに襲われて後悔したことを覚えている。「そうだ 京都、行こう。」ぐらいの軽い気持ちで愚行に走ってはいけない。

実際に、適切な処理をしなければピアスが原因で金属アレルギーを患う恐れもある。

汗や唾液などの体液によって「イオン化」した金属イオンは、体内に取り込まれて蛋白質と結合する。生体はこれを異物と認識してアレルギー性を持ち始めるため、やがて皮膚や粘膜を破壊してしまうのだ。
最近はアレルギー持ちの方に向けたコート剤も販売されているが、そもそもアレルギーを発症せずに済むのであればそれに越したことは無いので、初めから素直に耳鼻科へ行った方が良い。

ついでに言うと、ピアスを開ける時期も重要である。夏場は汗をかきやすく、必然的に炎症が起こりやすいので、やるなら今の時期がチャンスである。純度の高い「ピュアチタン」のピアスを使えば、炎症のリスクは更に抑えられるだろう。

もっとも、私は医療関係者でも何でも無いので、正確な情報を求めている方は専門家に訊かれるのが一番である。

この記事で唯一真実があるとすれば、かつて冥界の使者から死の呪印を刻まれたことぐらいである。

 

※追記1

私が耳鼻科に行ったのも、ちょうど冬の季節だった。担当してくれた先生は筋骨隆々のナイスガイで、中身はオネエだった。ピアスを開けた瞬間、私が「痛い」と口にする前に何故か先生が「ひゃあん!痛ぁい!」と奇声をあげて、病院内には変な空気が流れた。

 

※追記2

私は目の粘膜が弱いのか、ものもらいにもよく悩まされる。その度に眼帯を付けるので、これも厨二病だと勘違いされる原因である。決して死の色が見えるから封印しているわけでは無いし、直死の魔眼を持っているわけでも無い。ただ時々疼くだけである。