ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【89日目】恋バナとアオハルの日

今日は珍しく恋バナで盛り上がった。高校は男子校、大学は理系(男女比率10:1)だった私にとって、友人と恋バナで盛り上がることは生涯の目標の1つだった。

江戸末期の都々逸(どどいつ)に「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ」という有名な定型詩があるが、これは全くその通りである。私は人の恋路を邪魔するつもりは毛頭無く、皆の幸せを願って止まない。

なので今日も有益なアドバイスをしようと張り切っていたのだが、なかなか積極的に発言することができなかった。私には人に語れるような青春がほとんど無かったからである。恋バナの難易度の高さに心が折れる。よくこんな人間が他人のラブレターの代筆を引き受けたものである。

決して華々しい恋バナデビューでは無かったのだが、他人の恋愛観を知ることはとても面白かった。何せ恋愛とはコミュニケーションの中でも最たるものである。恋を制するものが人生を制すると言っても過言ではない。「左を制するものは世界を制す」「リバウンドを制するものはゲームを制す」に並ぶ不変の事実である。

特に男女間の駆け引きに対する考え方は大変参考になった。私は基本的に面倒臭いことが嫌いなので、駆け引きを好まない。いつも全力のストレートを投げるだけである。

しかしこれではあまりに芸がないというか、人間としての浅さを露呈しているような気がしてきた。仮に恋仲になったとしても、これでは遠からず飽きられてしまうだろう。そろそろ良い年齢に差し掛かっているので、来年はチェンジアップも投げられるように頑張りたい。

そして豊富な恋愛経験を積み重ねた暁には、世の中のモテたい男女に向けたノウハウ本を発行しようと思う。夢の印税生活も間近である。たぶん。きっと。

 

※追記1

タイトルの「アオハル」は青春の訓読みである。最近、日清のカップヌードルのCMで使われて広く知られるようになった。ちなみに2017年のカップヌードルのテーマは「青春」だったらしい。今年のうちに知ることが出来て良かった。

 

※追記2

最近のカップヌードルのCMでは、有名アニメの恋愛事情を現代風にアレンジしたものが放送されている。その内容に原作ファンからは賛否両論が寄せられているが、作画を担当した窪之内英策先生をバッシングするのは筋違いな気がする。

窪之内先生の描くキャラクターは本当に魅力的で、特に女性の柔らかな雰囲気を描く力に優れていると思う。かつて『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた『ツルモク独身寮』は社会人の恋愛事情を描いた名作なので、未読の方はぜひ1度ご覧下さい。控えめに言って、アオハルです。