ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【197日目】ヒノキ花粉と人工進化の日

昨日に放送されたフジテレビ系列「とくダネ!」で、ヒノキ花粉の飛散数が昨年の428倍であることが報道された。この情報はTwitterなどのSNSで瞬く間に拡散され、プログラミング情報のナレッジコミュニティ「Qiita」では反証のためデータ分析を行う方まで現れている。まさに空前のヒノキ花粉ブームと言えよう。

私の上司は先日ベトナムから帰ってきたばかりだが、日本について早々にヒノキ花粉の洗礼を浴びている。仕事中も常に呼吸が乱れており、ゴミ箱には使用済みティッシュが溢れ返っていた。終いには今期のチーム目標として「全国の杉と檜を燃やし尽くすこと」を掲げようとしていたので、だいぶ深刻な様子が伺える。

実のところ、私もここ数日は花粉症らしき症状が続いており、思考力の低下を痛感していた。さすがに杉と檜を燃やす気にはなれないが、この状態が5月頃まで続くと思うと憂鬱になる。

しかも檜は杉と比べて若い木が多いらしく、年を重ねるごとに飛散量が増える恐れがあるそうだ。上司が聞いたら卒倒しそうな話である。どこかのタイミングでヒノキ花粉への対策を考えなければ、春先の生産性が大きく落ちる恐れがある。それは部下である私にとっても由々しき問題だった。

最も現実的な解決策として考えたのが、上司のレベルを上げてヒノキ花粉の影響を受けない身体へと進化させることである。むしろヒノキ花粉を栄養素として取り込める身体になれば、春先のエンゲル係数を大幅に下げるという副次効果が得られるかもしれない。

そうなると問題はどうやって上司のレベルを効率的に上げるかだが、「毒をもって毒を制す」という考えに従い、檜を積極的に取り込むように仕向けたいと思う。

『木を食べる』の著者である静岡理工科大学の志村史夫教授によれば、檜の木材を粉にして食品に混ぜることが可能らしい。

まずは直径0.3mm程度の微細な木粉を煮沸して、滅菌やあく抜きをする。それを小麦粉などに混ぜてパンやケーキ、ビスケットを焼いたり、うどんのような麺に加工するのだ。

こうして日常的にヒノキ花粉を摂取するように心掛ければ、上司は遠からず花粉症と無縁の身体になるだろう。人類の弱点を克服した新しい生命体の誕生である。

ちょうど今週末はケーキを作ろうと考えていたので、早速実践してみようと思う。決して面白がっている訳では無いのである。むしろ上司のためを思っての行動なのである。

 

※追記1

西東京はヒノキ花粉の飛散量が特に多いらしい。私の住まいもどちらかと言えば西東京に分類されるので、覚悟を決めなければならない。