【241日目】新宿とコミュニティ・デイの日

人と会う約束があったので午前中から新宿に向かっていた。山手線に乗り込んで早々、「時間を遅らせて欲しい」との連絡が入ったので、適当に暇を潰すことにする。

時刻はちょうど昼の12時。日課のポケモンGOを起動してみると、画面上に異変が起きていた。普段は滅多に見掛けないヒトカゲが、そこかしこに出没しているのである。

そう。本日2018年5月19日は、ナイアンティック社が主催する「Pokémon GO コミュニティ・デイ」だった。開催時間は日本時間の12時から15時で、この間はヒトカゲが大量に発生する。更にこの期間中にリザードンまで進化させると、「ブラストバーン」という特別な技を覚えるらしい。

未だにリザードンを捕まえていない私にとって、これは天の啓示のように思えた。今日リザードンを捕まえることが出来なければ、私は生涯リザードン童貞のままだろう。この3時間で出来るだけ多くのヒトカゲを捕まえなければならない。

私は新宿東口付近を歩き回り、ヒトカゲを絶滅させる勢いで乱獲した。進化に必要な飴はすぐに集まるのだが、なかなか良い個体値のヒトカゲに出会えない。時刻は既に30分ほど経過していた。

流石に炎天下の中で歩き回るのは辛くなってきたので、ビックカメラの軒下で休憩していたところ、ようやく良質なヒトカゲを発見する。今までに集めた飴を一気に消費すると、ヒトカゲはリザードンへと進化した。

ちゃんと「ブラストバーン」を覚えているか確認してみると、技名には「move_name_0298」と記載されている。どうやらポケモンGOにおける技名は「move_name」という名称で管理されているらしい。「ブラストバーン」が表示されないのは一時的なバグかと思われたので、私は再びヒトカゲの収集に乗り出した。

その直後、画面上に再び違和感を覚える。大量に発生しているヒトカゲの中に、心做しか色が薄い個体を発見したのだ。すかさずタップしてみると、本日から実装された色違いのヒトカゲが出現した。

ズリの実を大量に消費した結果、何とか捕獲することに成功する。twitterで調べたところ、このヒトカゲを進化させると、黒いリザードンになるらしい。飴にはいくらか余裕があったので、進化させようかと悩んだが、結局は様子を見ることにする。このヒトカゲは個体値に優れていないので、進化させたところで観賞用に成り下がる恐れがあったのだ。

もう一度色違いのヒトカゲを探すべく、私は再び歩き始めた。新宿駅周辺に引き返すと、そこには多くのポケモントレーナーたちが集まっている。ポケモンGOのブームは一過性のものかと思っていたが、未だにこれ程多くのプレイヤーが居たとは。

ちょうど近くのジムでレイドバトルが始まる直前だったので、私は人波に紛れてヒトカゲの乱獲を続けた。そして20匹ほど捕まえたところで、再び色違いのヒトカゲを発見する。今回は難なく捕獲することに成功し、問題の個体値を調べてみた。

これなら十分に実戦で使えそうだ。余っていた飴を一気に与えて、リザードンまで進化させる。ヒトカゲが糖尿病になりそうで心配だったが、明日から相棒として一緒に歩けば大丈夫だろう。

技の名前は相変わらず「move_name_0298」のままだが、念願の黒いリザードンを入手できた。直後に通常カラーのヒトカゲを捕まえたところ、これまた個体値に優れていたので、飴を集めて進化させる。本日3匹目のリザードンの誕生である。

この時点で技名は「ブラストバーン」に修正されたことが分かる。（13時57分）

ちょうどレイドバトルも始まるところだったので、卵が孵化する瞬間を待っていると、またしても意外なことが起きた。ラティオスが出現すると信じきっていたのだが、現れたのは伝説のポケモン・ホウオウだったのだ。

今回は新宿ということもあって、レイドバトル自体は容易に勝利を収めることが出来た。問題はゲットチャレンジだが、6回目の投擲で何とか捕獲することに成功する。

今日はポケモン運に恵まれているのか、個体値も申し分なかった。どうやら場所によって色違いのホウオウも出現していたようだが、私はいずれも入手していなかったので満足である。

この後は知人と合流するために新宿を後にしたが、駅の周辺には未だに多くの人だかりが出来ていた。こんなに大勢の人を夢中にさせるとは、流石としか言いようがない。次回のコミュニティ・デイも楽しみである。

※追記1

機種変更してから毎日ポケモンGOで遊んでいる気がする。以前にもお伝えしたが、今のポケモンGOはリリース当初より遥かに面白くなっているので、騙されたと思って遊んでみて欲しい。特に都会のコミュニティ・デイは白熱する。