【240日目】広報活動と低空飛行の日
私が務めている会社では、毎週金曜日に週報が配信されている。直近の業績や各部署の活動報告が記載された、大変重要な資料である。その中には社員紹介のコーナーも設けられており、今週は私が当番だった。
全社員が目を通す資料なので、このブログのように適当なことを書き散らかす訳にはいかない。かと言ってあまり真面目なことを書き過ぎると「あの人は頼れそうだ」と思わてしまう恐れがあるため、どんな文面にするべきか三日ほど徹夜で考えた。気付けば提出期限も過ぎており、人事のお姉さんから優しく怒られる。
結局、先日受講した研修の話にまとめたのだが、これでは少々面白みに欠けてしまう。せっかく全社の皆様に見てもらうのだから、何とか自分らしさを伝えたかった。この千載一遇の機会を逃せば、私のように根暗で陰湿な男は一生日の目を浴びることなく、倉庫の片隅へと追いやられてしまうだろう。下手をすれば廃棄書類と一緒に業者に回収されてしまうかも知れない。
そのため仕方なく、私は自分のブログを宣伝することにした。決してアクセス数を稼いで同僚たちに広告をクリックさせようとか、そんな卑しいことは考えていないのである。自分の存在を知ってもらうための、苦肉の策なのである。
そして先程アクセス数を確かめてみたところ、下図のような結果になった。ちなみに週報が配信されたのは本日の昼過ぎである。
想像以上のアクセス爆上げに、何だかとんでもないことをやってしまった気分になる。これはもしかすると広告がクリックされている可能性があるので、久しぶりにGoogle AdSenseも確認してみた。決して期待はしていない。もしも収益が発生すると税金のことを考えなければいけないので、あくまで念のためである。
クリック数から確認してみると、訪問者の半数が広告をクリックしていて莫大な収益が発生するなんて奇跡は当然起きず、普段と変わらぬ低空飛行を続けていた。ITリテラシーの高い会社はこれだから困る。少しぐらい夢を見させてくれても良いではないか。
もちろん今回は自分の存在をアピールすることが目的だったので、収益が0でも全く悔しくないのである。問題はこれからの数日間で、アクセス数がどれぐらい下がるかだ。以前に広報した際は、3日と経たないうちに普段のアクセス数に落ち着いた。今週末はGoogle Analyticsから目が離せない。
※追記1
週報での広報活動が功を奏したのか、室長が半年ぶりぐらいにコメントをくれた。この人に付いていこうと思った。