ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【33日目】Sansanとタイピングの日

33回目の投稿と言うことで、名刺管理サービスの『Sansan』について(勝手に)ご紹介しようと思う。本当は「世界のナベアツ」こと桂三度さんについて語ろうと思ったのだが、「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになります」という例のネタ以外は詳しくないため、あえなく断念した。勉強します。

『Sansan』はSansan株式会社(旧:三三株式会社)が運営する急成長中の名刺管理サービスである。

「名刺を企業の資産に変える」というコピーに違わず、これまで社員が個々に管理していた名刺をデータ化することで営業効率を改善し、更には新たな情報資産の創出にも繋げてくれる。

サービスの利用方法は非常に簡単で、日々の営業活動で交換した名刺を、専用のスキャナーで取り込むだけである。

翌日にはスキャンした名刺の情報が100%に近い精度でデータ化されるので、あとは専用のアプリケーションを通じて好きな時に確認できる。もちろん、名刺に電話番号やメールアドレスが記載されていれば、そこから直接コンタクトを取ることも可能である。

他社にも類似したサービスは存在するが、Sansanのシェアは81%と圧倒的だ。(※2016年9月 シード・プランニング調べ)

その理由のひとつは、やはり正確な入力精度にあると思う。OCR(光学的文字認識)の技術力も然ることながら、同社では入力したデータの確認を「人」が行っている。専門のオペレーターを介することで、他社では実現できないデータ品質を保っている訳だ。

名刺の管理方法についてお悩みの企業は、ぜひ一度お試し頂きたい。ちなみに同社は法人向けのサービスである『Sansan』のほか、個人向けの名刺管理アプリ『Eight』の運営も手掛けている。こちらはスマホのカメラで名刺を撮影するだけでデータ化されるので、スキャンの手間も掛からない。非常にお薦めである。

 

さて、何故私がこんなに『Sansan』について詳しいのか、疑問に思われる方も居るだろう。答えは簡単で、昔「Sansan株式会社」のオペレーターとして働いていたからである。

当時の私は頻繁に小説を書いていたので、もっとタイピング速度を上げたいと考えていた。ちょうど転職活動中だったこともあり、オフィスワークを中心に仕事を探していたところ、偶然「三三株式会社」のオペレーター求人を見つけたのだ。

選考は非常にスムーズに進み、晴れて採用となった。間もなく初出勤の日を迎えたが、オペレーションセンターに初めて足を踏み入れた瞬間のことは、今でも鮮明に覚えている。

例えるならば、キータイプ音の豪雨と言ったところだろうか。一瞬、自分の耳がおかしくなったのかと思うほど、その音は激しかった。現在もライティングやシステム開発に携わっている私だが、あそこまでキーボードを酷使する会社には未だ出会ったことがない。

しかし住めば都とはよく言ったもので、初日に圧倒されたキータイプ音も翌日には気にならなくなった。

画面に表示されたテキストを読み、フォームに打ち込む。そんな単純な作業が延々と続いたが、個人的には結構楽しかった。なにせ私は無類のゲーム好きである。誰よりも早くタイピングできるようになりたいと無我夢中だった。

職場環境も(キータイプの豪雨が気にならなければ)なかなか快適で、特に人間関係には恵まれていたと思う。オペレーター同士はもちろん、代表の寺田社長も非常に気さくな方で、一介のアルバイトに過ぎない私たちともよく話してくれた。人を大切にできる会社は、良い会社である。

そんなSansanで鍛えられた結果、私のタイピングスキルも目を見張るほどの成長を遂げた。後にライターに転職して数え切れないほどの取材をこなしたが、「速く書ける」ことは非常に強力な武器になった。改めてSansanでお世話になった方々にお礼を述べたい。

そして少し話は変わるが、私は先日恋人から「Hackers Bar(ハッカーズバー)」なる飲食店を教えて貰った。ハッカーと言う言葉に怪訝な顔をされる方が居るかも知れないが、あくまでプログラミングライブやビジネスメイキングを楽しむ健全なお店である。

この公式サイトには簡単なテスト付きの採用ページがあるようで、「Hackers Bar」というテキストを1.1秒以内に入力できれば合格らしい。

私もかつて磨いたタイピングスキルを発揮したいところだが、もしも不合格だったら恥ずかしいので、一人でこっそり挑戦しようと思う。

 

※追記1

そう言えば今年の「AWS Summit Tokyo 2017」ではSansan株式会社の塩見さんが講演されたそうな。あの頃に胡麻を摺っておくべきだったと激しく後悔している。

 

※追記2

今日の私は何だかビジネスマンのようで素敵である。