ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【194日目】席替えとアルカリ超電水の日

今日から新年度の始まりである。私の務めている会社でも新しい仲間が大勢加わり、社員の平均年齢も大幅に(?)下がることとなった。

出向期間を除けば私も入社2年目を迎えたので、そろそろ一端のエンジニアとして活躍したいところである。幸い、席替えによって憧れの先輩と隣の席になることが出来たので、明日から色々なことを教わろうと思う。エンジニアに転職してからほぼ独学の状態が続いていたので、先輩の存在は非常に心強い。

そんな先輩の新しい席だが、もともとは人事の綺麗なお姉さんが座っていた。私は早めに席替えを終えたので、3時間ほど隣の席でお仕事させて頂いたのだが、このお姉さんはとにかくユニークだった。

まず隣の席に越して来て早々、「私、独り言多いらしいんだけど、あんまり気にしないでね!」と仰った。私も仕事中は独り言が多くなりがちなので、この点についてはお互い様である。

しかしお姉さんの独り言は想像以上の頻度で、書類整理をしながら常に自問自答を繰り返している様子だった。最初は話しかけられているのかと思い何度か振り返ってしまったが、ロングヘアーの綺麗なお姉さんが私のように陰湿な蛞蝓男を頼りにするはずも無いので、慌てて正面へと向き直った。

それからも何度かお姉さんの問い掛けは続いたので、私は脳内で勝手に会話に参加することにした。時折ジョークを挟んでみたりしたのだが、あくまで私の脳内で繰り広げられた出来事なので、誰かの笑いも誘うことは無い。ただひたすらに孤独だった。

この寂しい気持ちを抱えたまま一日を終えることも覚悟していたが、そこはさすが人事である。いざ席替えが始まるタイミングで、私にも気さくに話しかけてくれた。話題は主にアルカリ超電水洗剤についてだった。

席替えに伴って机を拭いていたのだが、長年こびり付いた汚れは簡単に落ちてくれない。ところがアルカリ超電水洗剤を用いると、今までの苦労が嘘のように汚れを消し去ることが出来た。

その恐るべき威力に、思わず人事のお姉さんとの会話も弾み、私の心の中にあった孤独感も消え去っていた。これから何か嫌なことが起きた際には、真っ先にアルカリ超電水洗剤を試してみようと思う。

 

※追記1

ネットで調べてみたところ、アルカリ超電水洗剤は本当に水100%で作られているらしい。何をどうすれば水だけでこれ程の威力を発揮できるのだろうか。不思議である。

 

※追記2

今週は私も久々にスーツを着る予定なので、新卒入社の方を見習ってフレッシュ感をアピールしたい。年齢的に不可能なのは承知しているが、若作りしたいのである。