ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【147日目】バレンタインと伊集院の日

お菓子


今朝は通勤中の電車で女性の先輩に会った。先輩はいつも出社が早いので、朝の電車で遭遇することは稀である。どうやら体調が優れなかったらしく、家を出るのが遅くなったとのことだった。

社内ではインフルエンザが流行の兆しを見せているので、先輩の安否が気にかかる。そして先輩は体調が悪いにも関わらず、朝から大きな荷物を抱えていた。

愚かな私はろくに考えもせずに「何ですか、その荷物」と尋ねてしまう。ご存知の通り今日はバレンタインデーなので、中身はチョコレートに違いなかった。

先輩も心中では「やれやれ、モテない男は2月14日が何の日かも知らないのか」と呆れたことだろう。しかし先輩は心優しい人なので、そんな様子は微塵も見せず、モテない私にチョコレートを恵んで下さった。まるで女神様のような存在である。

さらに会社に行くと、同じ部署の女性エンジニアの皆様からも美味しそうなチョコレートを頂けた。IT系の職種は一般的に男性比率が高い傾向にあるそうだが、私の務める会社は若い女性のエンジニアが多いので、バレンタインの恩恵を享受することができた。ちょっとしたゲーム要素も用意されており、私を含めた男性エンジニアたちは大いに浮かれた。

大きな企業ではバレンタインにチョコレートを贈ることを禁止しているそうだが、私はイベントを楽しみたいお気楽な人種なので、そうした風潮には歯止めをかけたいと思っている。

何より最近は女性との浮ついた話が一切無いので、会社で義理チョコを貰えなくなったら本当にバレンタインデーを忘れてしまう恐れがある。例え製菓業界の仕掛けた戦略に乗せられているだけだとしても、やっぱりチョコレートは欲しいのだ。

そう言えば「ときめきメモリアル」の伊集院レイは、バレンタインデーに有り得ないほどのチョコレートを貰っていた。あまりに量が多過ぎるので、運搬用のトラックを手配する程である。持ち帰られたチョコレートは一体どうなるのだろうか。

伊集院は主人公が通う「きらめき高校」の理事長の一族で、大財閥の御曹司だった。眉目秀麗の美しい容姿に加え、圧倒的なリア充オーラと超傲慢な発言な発言に、多くのプレイヤーは殺意を抱いたことだろう。

しかしその正体は伊集院家の「跡取り娘」であり、家のしきたりにより男装の麗人として過ごしているのだった。何かと主人公に対して辛く当たるのも、全ては秘めたる恋心を隠すため。

セガサターン版では主人公のために手作りのチョコレートを作ってプレゼントするイベントも用意されていて、ゲームボーイ版では一緒に下校することもできる。ここまで来るとプレイヤーは伊集院さんの虜である。「ときメモ」と言い「ラブプラス」と言い、コナミが手掛ける恋愛ゲームは恐ろしい。

そう言えば、「ラブプラス」も今年中にスマートフォンアプリが配信されるらしい。タイトルは『ラブプラス EVERY』。何でも一部にVR要素も存在するらしい。

私は滅多にアプリで課金をしないのだが、『ラブプラス EVERY』に関しては何だか危険な予感がする。事前登録して本当に大丈夫だろうか。夢中になり過ぎる前に現実の恋人を作らなければならない。

 

※追記1

バレンタインデーで一頻り浮かれた後は、ホワイトデーのお返しを考えなければならない。早速明日から男性エンジニアを招き、「2018年ホワイトデー対策室」を設置したいと思う。

 

※追記2

ラブプラスのヒロインは全員が魅力的だが、誰か1人を選ぶなら姉ヶ崎寧々さんである。