ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【148日目】外国人とサイコロ鉛筆の日

鉛筆


ここ数年で外国人を見かける機会が多くなった気がする。近所のコンビニエンスストアや牛丼屋チェーンの店員も外国人ばかりで、もはや日本人の店員を見つける方が珍しい。労働人口の低下が続く日本において、彼らが貴重な戦力であることは間違いない。

今日も朝からコンビニエンスストアに立ち寄ったのだが、ラテン系の店員さんが老人のお客さんと笑顔で会話する姿を見て、何だか心が温かくなった。

海外では何かと物騒な事件が多いので、無意識的に外国人を毛嫌いしてしまう人も居る。しかし「人種」という括りではなく「個人」として向き合うと、その人の良さが分かるのでは無いだろうか(ひきこもりで人間嫌いの私が言っても説得力に欠けるが)。

ラテン系の店員さんに心を癒された私は、その足で通勤電車に乗り込んだ。会社に到着するまでは時間があるので、先ほどの出来事をブログに書こうとアプリを立ちあげる。その時だった。

隣に座っていた外国人のお兄さんから、突然声を掛けられたのである。所謂「Excuse me」というやつで、どうやら彼は次の乗り換え駅について知りたい様子だった。

これには本当に参った。何せ私は英語が苦手である。TOEICの最高得点は500点をかろうじて上回る程度で、そのうちの8割はサイコロ鉛筆によって導き出された回答だった。マークシート万歳である。

1年ほど前は会社でも英語の勉強会が開催されていたのだが、ここ最近は頻度が減ってしまった。なので私の英語的な戦闘力は5にも及ばないゴミ以下である。加えて私はひきこもりなので地理に疎いため、英語で道を尋ねられるとWindows Me並にフリーズする。

しかし周りの人が救いの手を差し伸べてくれる気配は感じられなかったので、私は目的地を聞きながらYahoo! の乗換案内アプリで必死に検索した。説明中はやたらと「then」を多用した気がする。「どれだけ段階を刻めば気が済むのだ」と思われても仕方がない程に、私は「then」を連呼する機械と化していた。

日頃からのプログラミングで英語に触れていても、いざとなると話せないのが日本人である。このままでは来たる2020年に苦労しそうなので、私はそろそろ本腰を入れて英語を勉強しようと思った。

ひとまず今日は邦楽を聴くのを止めて、洋楽を聴きながら眠りにつく予定である。ちょうど友人から借りたCDがあったので、歌詞を全て覚える勢いで頑張りたい。

 

※追記1

帰宅してから確認したところ、友人から借りたCDは全てデスメタルと呼ばれるジャンルのものだった。なので私が過激な発言を繰り返すようになったら、間違いなく友人の責任である。

 

※追記2

友人はサイコロ鉛筆のTOEICで、600点越えを叩き出した強運の持ち主である。彼はその時の鉛筆を後生大事にしていたが、ある時小学生の妹によって削られてしまったらしい。その出来事は彼の人生にとって大きな転機となり、以来真剣に勉強するようになった。ちなみに彼が大学卒業間際に受験したTOEICは180点を記録し、教授たちから大層驚かれたそうな。