ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【219日目】口裂け女と軍事実験の日

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先日の記事で、私の親戚が『ファイナルファンタジー』を「ファイファン」と略していたことをお伝えした。

この記事をご覧になった読者(会社の同僚)から、「僕の地元では普通にファイファンって呼んでましたよ」というご指摘を頂く。結局どちらが主流なのか気になったので、空いた時間に調べてみた。

かつて株式会社ゲインがインターネットリサーチ「Qzoo」で行ったアンケートでは、「エフエフ」派が70.7%に対し、「ファイファン」派は17.0%に留まったと言う。少数派であることに間違いないが、一定数で「ファイファン」を用いる方も存在している。

そしてこの論争だが、先日『ファイナルファンタジーXV』が発売された際に公式見解が得られたそうだ。PlayStation4ではマイクによる音声認識での操作が可能だが、その際に発声する名称として「エフエフ フィフティーン」が明記されている。開発者の口からも「エフエフと呼んで欲しい」という意見があったそうなので、今後「ファイファン」派は更なる苦境に立たされるに違いない。

ちなみにこの派閥争いだが、西に行くほど「ファイファン」派が多くなるというデータもあるらしい。今回の指摘をくれた同僚も静岡出身なので、東京を基準にするとやや西寄りである。こうした地域間の違いはどうやって生まれるのだろうか。

かつて流行した「口裂け女」の都市伝説も、地域によって服装や凶器に違いが生じていた。特に凶器は鋏・包丁・鎌・鉈・斧など、なかなか豊富なバリエーションであるそうだ。

さらに「口裂け女」には幾つか面白い話があり、有名なのは「CIAが軍事実験のために意図的に流した」とする説だ。口裂け女の噂が登場し始めたのは1950年頃。終戦直後の日本という「特殊な環境」で、群集心理や情報伝達速度についての調査を行ったと言う。

真偽の程は定かではないが、今回の「エフエフ」「ファイファン」のような論争が起きると、情報がどうやって拡散されていくのか調べてみたくなる。

ひとまず最近は『Nintendo Labo』が発売されたばかりなので、この略称がどのように広がっていくか観察したい。やはり「ニンラボ」あたりが有力なのだろうか。「エフエフ」に倣って「エヌエル」という略称を流行らせてみたいが、私には友達が少ないので広めるための手段が無かった。悲しい。

 

※追記1

口裂け女」の噂は2004年頃から韓国にも伝播したらしい。道理で最近は口裂け女に出会わない訳である。彼女も韓国が大好きな普通の女の子なのだ。韓流スターに熱を上げる口裂け女を想像すると、何だか妙に萌える。