ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【106日目】アテロームとくり抜き法の日

医者


2018年も気付けば4日目である。先日の日記でもお伝えしたが、ここのところ首筋に大きな腫瘍が出来てしまったので、病院で診てもらうことにした。

今回訪れたのは、新宿駅南口から徒歩3分に位置する「アイシークリニック新宿院」である。私の首筋の腫瘍は大晦日から急激に拡大し、その特徴を調べてみたところ、粉瘤(アテローム)である可能性が高いと判明した。

アイシークリニック新宿院は粉瘤手術を専門的に取り扱っているようで、ネットの評判も上々である。私は元旦から検査の予約を申し込み、戦々恐々としながら今日を迎えた。

しかし結論から言うと、私はこの病院を選んで本当に良かったと思う。患者への対応がとにかく丁寧なのだ。

まず好印象だったのは、交通アクセスの分かりやすさである。予約が完了すると案内のメールが送られてくるのだが、そこに記載されたURLを開くと新宿駅からのアクセスが写真付きで解説されていた。

病院は基本的に訪れたくない場所なのだが、ここまで丁寧に道順を説明してくれると不思議と安心感を覚える。初めて訪れる病院だったが、方向音痴の私でも迷うことなく辿り着くことができた。

院内は白を基調としたスタイリッシュなデザインで、清潔感にあふれている。受付で保険証を渡すと、いつの間にか院内には多くの患者が集まっていた。年齢層としては私と同年代か、やや年配の方が多かったように思える。

やがて診察室に呼ばれると、美人な女医さんが小型のMRIで私の首筋を検査した。その結果、主要の正体はやはり粉瘤(アテローム)であることが判明する。

粉瘤というのは、皮膚の下に袋状の組織が形成され、そこに老廃物が溜まっていく現象らしい。発生原因は未だに解明されていないらしく、生涯で1〜2回発生するかどうかのレベルらしい。体質によるところが大きいようだ。

私は速やかに切除して欲しかったので、手術の同意書にサインし、処置室へと通された。いよいよ人生初の手術である。

まずは患部に麻酔を打つのだが、この麻酔針はとても細いものらしく、痛みはほとんど感じないとのことだった。それに加えて、針を刺す時はマッサージ機のようなものを当てられて振動を感じていたので、針による痛みはほぼ皆無と言って良いだろう。このあたりの気遣いは流石の一言である。

従来の粉瘤の手術では、腫瘍と同じ大きさ(もしくはそれ以上)の切り込みを入れ、そこから老廃物や袋を取り出すのだが、これでは手術痕が残ってしまうらしい。

そこで今回は、「くり抜き法」と呼ばれる新しい療法で対処して貰うことになった。これは患部に3mm程度の穴を開け、その穴からピンセットで異物を取り除く方法である。

麻酔のおかげで痛みはほとんど感じなかったが、時折皮膚が引っ張られるような感覚があった。恐らくあの時に袋が掻き出されていたのだろう。先生は10分程度で終わると仰っていたが、実際は5分もかからなかったように思える。繰り返すが、痛みはほとんど感じなかった。

そんなこんなで、私の人生初の手術は無事に終わった。もしもこの記事をご覧になっていて、粉瘤らしき症状にお悩みの方が居らしたら、一度診察を受けることをお薦めしたい。

料金としては16,000円前後だったが、もしも生命保険に加入されていれば日帰り手術費用として50,000円程度支給される可能性がある。このあたりも先生が詳細を教えてくれた。

長々と書き連ねてしまったが、総じて言えるのはアイシークリニック新宿院がとても良い病院だったということである。粉瘤は破裂すると強烈な悪臭を発することもあり、非常に低い確率ではあるが悪性腫瘍に変化する場合もあるそうなので、また気になることがあれば早めに相談するようにしたい。