ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【205日目】松岡さんと網膜剥離の日

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昨日の話だが、オフィス内でグループ会社の偉い人と擦れ違った。この人は常に情熱的な喋り方をするので、私の中では完全に松岡修造さんのイメージである。

以降も松岡さんと呼ばせて頂くが、昨日の松岡さんは普段と様子が違ってきた。いつもは明るく元気で少しやかましいぐらいなのだが、どことなく疲れた表情である。

また、普段は裸眼なのに眼鏡を着用していたので、身体に異常を来たしたことは容易に想像できた。私は何故眼鏡をかけているのか尋ねてみたが、どうやら網膜剥離の手術を受けたばかりらしい。

ボクシング漫画『はじめの一歩』の読者である私は、網膜剥離の恐ろしさを理解していた。しかし松岡さんはプロボクサーでも無ければ松岡修造さんでも無く、ただの偉い人である。何をどうしたら網膜が剥離するのか、私には原因が分からなかった。

そこから松岡さんの講釈が始まった訳だが、端的に述べると近眼の人は眼球が大きい傾向にあるので、網膜が常に引っ張られた状態になるそうだ。経年に伴って網膜は少しずつ剥がれ始めて、光が漏れて見えるようになると危険らしい。

松岡さんは目に異常を感じながらも仕事を続けていたようで、ある朝の会議中に突然目が見えなくなったとのことだった。

正確には失明では無く、視界が万華鏡のような状態になったそうだが、それはそれで恐ろしい話である。松岡さんは慌てて病院に駆け込み、その日のうちに手術を受けることになる。

幸い術後の経過は良好で、視力も徐々に回復傾向にあるらしい。松岡さん曰く「もう少し遅かったら失明していたかも知れない」とのこと。恐ろしい限りである。

私も学生時代から近眼なので、目に異常を感じたら一刻も早く眼科に行こうと思った。松岡さんは網膜剥離の手術の際、麻酔で眼球に注射針を刺されたらしい。失明も恐ろしいが注射も恐ろしすぎるので、目は大事にしなければならない。

 

※追記1

この一連の会話を終える直前、私の上司が通りかかったので「松岡さんが網膜剥離になったらしいです」と話したら、私と全く同じ質問を松岡さんに浴びせ始めた。

それを受けて松岡さんは「仕方が無い、もう一度説明しよう!」と張り切って講釈を始めた。手術の直後でも、やっぱり松岡さんは松岡さんだった。ここのところ急に気温が高くなったが、それは松岡さんが復活したせいに違いない。本家の松岡修造さんと同様、彼は存在するだけで日本の平均気温を上げてしまう情熱的な男なのである。

 

※追記2

ちなみにこのブログでは松岡さんのことをネタとして扱っている節があるが、本来は私のような人間が声をかけてはいけない程の偉い人である。本人が読んでいないことを祈って好き放題書いている。