ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【170日目】コマスターとダイブの日

アプリ


かれこれ1年以上昔の話になるが、『ポケモンコマスター』というアプリに熱中していた時期があった。ポケットモンスター、略してポケモンを題材にした対戦型のボードゲームで、戦略性と運が絡み合う面白いアプリだった。

私は好きなゲームを周りにも薦めたくなる人種なので、会社の同僚に向けて布教活動に励んだりもした。残念ながらインストールしてくれたのは先輩1人だけで、その先輩も早々に引退されてしまったのだが、ここに来て転機が訪れた。なんと一挙に2人の先輩がポケモンコマスターを始めたのである。

私自身も既に引退した身だが、一緒に遊べる仲間が出来たとあれば復帰せざるを得ない。今日も昼食を摂りながらひたすらヤヤコマと戦っていた。

それから間もなくして、2人の先輩方は初めての対人戦に臨んだ。彼らは1日の間に厳選を繰り返したようで、伝説のポケモンたちを手駒に加えていた。斯く言う私も自宅でひっそりとプレイしていたので、手に入れたポケモンの量については自信がある。

しかしそのうちの9割がバルキービッパなので、伝説のポケモンに挑む気力は起きなかった。週明けに改めて対戦を申し込むことにする。

今日は観戦に徹していたのだが、ターン制のボードゲームということで各プレイヤーには3分の制限時間が課せられていた。これが意外と短かったようで、初戦の決着は持ち時間切れという残念な結果に終わってしまう。

つまりこのゲームで明確に決着をつけるためには、『ハチワンダイバー』並の高速な思考回路が求められるのだ。確かに勝負している間、先輩たちの表情は真剣そのものだった。スマートフォンを介して遊んでいるだけなのに、私の目には2人が激しく殴り合っている姿が見えた。完全に盤面の中にダイブしている。

この調子では週明けに勝負を挑んだところで返り討ちにあうのが目に言えているので、週末はひたすらに研鑽を重ねようと思う。バルキービッパが織り成す「究極のコンボ」を見つけた時、私は先輩たちの前に立ちはだかるだろう。

見事勝利を収めた暁には、この戦法を「コロマルシステム」と命名し、情報商材として売り出すことを検討している。正規価格は29,800円にする予定だが、この記事をご覧になった方には特別に3,000円でご提供するので、バルキービッパ集めに励んで頂きたい。

 

※追記1

本当は私も伝説のポケモンが欲しい。

 

※追記2

ハチワンダイバー』は異例の将棋バトル漫画である。将棋に詳しくない方でも楽しめるので、お時間のある方はぜひ。