ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【79日目】返済義務と錬金術師の日

財布を家に忘れてしまった。海外では電子マネーが広く普及し、現金を持ち歩く機会が減っているらしい。しかし私は根っからの日本人なので、電子マネーの文化にうまく溶け込めないまま今日を迎えていた。

もちろんスマートフォンにも電子決済機能は搭載されているが、私の職場にある自動販売機(1杯50円)は現金しか対応していなかった。

やむを得ず上司から1000円をお借りして、週明けに必ず返すことを約束する。ここのところ『闇金ウシジマくん』のドラマを観ていたせいで、借金に対する恐怖が増していた。

返済が滞るようなことがあれば、私も恐ろしい目に遭うかも知れない。月曜日に必ずお返しすると固く約束を交わしたのだが、その数分後、上司が有給を取得することが発覚。早くも滞納確定である。

それならば何とか今日中にお金を作ることは出来ないかと考えたが、生憎私は錬金術師でもなければ秒速で1億円稼ぐ実業家でもなかった。世の中の富豪と呼ばれる人たちは一体どんな方法を用いて大金を稼いでいるのだろうか。羨ましい限りである。

しかしそんな私も、高校時代は「錬金術師」の二つ名で呼ばれたことがあった。単に古本のせどりで小遣いを稼いでいただけなのだが、当時ちょうど『鋼の錬金術師』が人気を博していたこともあり、「⚫の錬金術師」という二つ名をつける遊びが流行っていたのだ。

今から思えば高校生らしからぬ幼稚な遊びである。あの頃から一芸を極める努力をしていれば、それこそ今頃は大富豪になっていたかも知れない。

しかも私に付けられたのは「脂(あぶら)の錬金術師」という何とも有難くない二つ名だった。由来は昼休みに「あぶらとり紙」で皮脂を取り除いていたから。安直極まりないネーミングセンスだが、こんな適当な二つ名でも瞬時に定着してしまうのが学校の恐ろしいところである。

男子校だったからまだ良かったものの、もしも共学で好きな女の子から「なぁ、脂の」とマスタング大佐風に呼ばれでもしたら、登校拒否に陥ったに違いない。

幸い近年では不名誉な二つ名で呼ばれる機会も減ったので、そろそろ新たな称号を授かりたいところである。もしも良いアイデアが思いついた方は、Twitterからお気軽にご連絡下さい。先程気付いたのですが、このブログにはコンタクトフォームが無いので。

 

※追記1

今回のように「お金」にまつわる記事を投稿すると、高い確率で怪しい情報商材を販売するアカウントからフォローされる。生憎、今日の私は情報商材を購入するための資金すら危うい。現在の残金はわずか58円。

 

※追記2

そう言えば、一昨日の記事でご紹介したチョコレートはベトナム産だったらしい。同国内ではゴディバに匹敵する有名ブランドだそうで、私の食べたチョコレートには胡椒が使われていたことも判明した。流石は胡椒生産量で世界一を誇るだけのことはある。未だに忘れられない経験になった。