ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【78日目】ピアノとユーキャンの日

ここのところ、昼食は会社の同僚たちと一緒に食べることが多くなった。転職してからしばらくは些か心細さも感じていたが、最近は1人で食事することの方が珍しい。コミュニケーション能力が欠落している私からすると、奇跡のような毎日である。

昨日も4人で昼食の席を囲んでいたが、ミーティングなどの都合で2人が席を外したため、普段あまり会話しない先輩と2人きりの時間が続いた。

予め断っておくと、私はこの先輩のことが苦手な訳ではない。携わっている業務が異なるので、会話する機会自体が少ないのである。しかし私は常々「この人と話したい」と思っていた。

まず彼は長身で細身である。私は男女問わずスリムな体型に惹かれる傾向にあるので、この先輩にも密かな憧れを抱いていた。

年齢は私の方が上なのだが、彼は落ち着いた物腰なので大人びて見える。しかし決して冷めているわけではなく、時折見せる柔らかな笑顔は実に心地良い印象を与えてくれる。

さらに言うと、彼は時々眼鏡をかけている。この「時々」というのがポイントで、毎日顔を合わせていても決して飽きさせられることがない。長身・細身・眼鏡フェチの私からすると理想の存在と言える。

このままでは先輩への愛の告白にも捕えられかねないので自重するが、とにかく昨日はその先輩と2人で食事をした。話題は何故か「習い事」の話に落ち着き、趣味作りの一環として何か新しいことを始めたいと相談した。

しかし一口に「習い事」と言えど、今やその種類は膨大である。生涯学習のユーキャンだけでも魅力的な講座が山ほど見つかる。もはや生涯をかけても学習し切れない気がするので、転生した後のことも踏まえて「輪廻学習のユーキャン」に改名しても良い気がする。

それほど多くの選択肢が存在する中で、私と先輩が習いたいことは奇跡的に合致していた。ずばり、ピアノである。音楽とはほぼ無縁の人生を送ってきたが、ピアノの音色には何故か強く惹かれてしまう。先輩も同じ理由で、いつかちゃんと習いたいと考えていたそうだ。つくづく私の萌えポイントを心得ている男である。

私の職場は仕事中に音楽を聴くことが許されているので、先輩に「→Pia-no-jaC←」をお薦めした。よくヴィレッジヴァンガードで流れていたピアノとカホンインストゥルメンタル・ユニットである。矢印が示しているように、左から読むとピアノ(Piano)、右から読むとカホンCajon)になる。

先輩は大変気に入ってくれた様子で、色んな曲を聴いてみると仰っていた。普段あまり会話を交わさなくても、ふとしたきっかけで仲が深まることもある。そんなことを実感した1日だった。

 

※追記1

今日の記事は妄想も少なく、どこか心が温まる内容である。私のブログは腹痛や下剤などの見苦しい話題がやたらと多いので、たまには美しい話を書こうと思ったのだ。

しかし先輩への想いを情熱的に綴り過ぎてしまったかも知れない。念のために断っておくと先輩は男である。私も生まれながらの男である。ラブ的な感情ではないのである。

 

※追記2

昨日の記事は何故かやたらとアクセス数が多かった。世間ではアサガオが注目を集めているのだろうか。不思議。