ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【94日目】伊達眼鏡と依存症の日

決して自慢では無いのだが、私は頭と視力が悪い。頭の悪さについてはこのブログをご覧頂けばお分かりになると思うが、問題は視力である。ここのところ毎日パソコンを眺めているせいか、一層悪化している気がしてならない。

幼少の頃は両目とも1.5以上の視力を保っていたのだが、私はとにかく「眼」に関するトラブルに巻き込まれやすかった。ものもらいで眼科に通った回数だけでも数え切れない。

しかし視力低下の最大の要因となったのは、中学時代に所属していた剣道部での出来事である。以前にもお伝えしたような気がするが、友人の放った飛天御剣流・九頭龍閃が私の右眼に直撃し、それ以降恐ろしい勢いで視力が衰えていったのだ。

そんなわけで、私は家にいる時は欠かさず眼鏡を着用している。会社に行く時も眼鏡をかけているが、こちらには度が入っておらず、言うなればオシャレ用の眼鏡である。

なぜコンタクトレンズをした上で伊達眼鏡をかけるのか、疑問に思う方が居るかも知れない。そこまで深い理由はないのだが、この機会にすべてを白状してみようと思う。

まず第一は、やはり見た目の問題である。私もエンジニアの端くれなので、少しでも頭が良さそうな雰囲気を醸し出したいのだ。この発想が既に愚かしく思えるが、形から入ることも時には重要なのである。

しかしながら、家で使っている眼鏡で出勤することには抵抗があった。先に述べた通り、私の視力は0.01にも満たないので、眼鏡の屈折率も相当なものである。そんな眼鏡をうっかり身につけようものなら、ただでさえシジミのようにつぶらな瞳が更に縮んでしまうだろう。それは何とか避けたかった。

そしてもう一つの理由は、目薬依存症の対策である。私は重度なまでの目薬愛好家であり、年間の消費量は国内トップクラスだと自負している。少しでも眼の乾きを感じれば鞄から目薬を取り出し、瞳に潤いを与える。

依存症と言うと大袈裟に聞こえるかもしれないが、私は本当に目の乾きに弱く、手元に目薬が無いと不安で発狂しそうになる。

実際、一昨年の年末頃に上司と仕事をしていた際、目薬が切れたことに気付いた私は悲鳴をあげた。上司は最初こそ驚いた様子だったが、慌てふためく私の姿を見て爆笑していた。

普段から目薬を使っていない人からすると、私の不安定な心境を理解できないかも知れない。しかし目薬というのは危険ドラッグにも劣らぬほどの依存性を有しており、一度でも目を潤す快感を覚えてしまうと、もはや手放すことは不可能になる。

頻繁に目薬を刺す私を見て、友人は「やーい!目薬依存症!」と馬鹿にしてきた。目薬が欠かせないという事実に対しては全く反論の余地が無いのだが、このまま馬鹿にされるのも癪なので、何とか利用頻度を減らせないか検討した。

そこで思い付いたのが伊達眼鏡である。この時期はエアコンから吹き出る風も乾いているので、伊達眼鏡によって眼を守れば多少は潤いを保てるかも知れない。

この素晴らしいアイデアについて友人にも話してみたのだが、彼はいつも以上に素っ気ない態度で、所詮は他人事だと言わんばかりだった。私は彼のこうした態度が非常に気に食わない。

なにせ彼は、極度のリップクリーム依存症なのだ。とにかく唇の乾きが許せないらしく、暇さえあればリップクリームを塗っていた。これでは私の目薬と大した違いは無い。

しかも彼の場合、塗るだけに飽き足らず時々食べようともしていた。製薬会社の見解によればリップクリームを食べることによる健康被害は無いらしいが、個人的には物凄く抵抗がある。

リップクリーム愛好家の方々からすれば、ごく普通の習慣なのだろうか。恐ろしい。

 

※追記1

「視力を回復したい」という旨をTwitterなどで呟くと、高い確率でレーシック手術関係者からフォローされる。確かに興味はあるのだが、手術の工程を知るとなかなか勇気がわかない。誰か経験者の方からお話を伺ってみたい。

 

※追記2

ロート製薬によると、リップクリームを食べ過ぎるとお腹が緩くなる恐れがあるそうな。依存症の方はくれぐれもご注意下さい。