ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【120日目】TKGとレインボーの日

世間では「TK」こと小室哲哉さんの不倫疑惑が話題を呼んでいる。それに便乗するわけでは無いのだが、今日は「TKG」について語ろうと思う。ご存知でない方のために念のため補足すると、「TKG」とは「たまごかけごはん」の略である。

日本には生食文化が数多く存在するが、中でもTKGは最も身近な料理では無いだろうか。炊きたてのごはんと新鮮なたまご、そして適量の醤油があれば誰でも簡単に作ることができる。調理方法は実にシンプルだが、その味は無類である。

しかし海外ではあまり生卵を食す機会が無いらしく、職場の韓国人の男の子もTKGには抵抗がある様子だった。私は「1度で良いからTKGを食べてみてはどうだろうか」と熱心に食い下がったのだが、彼は爽やかな笑顔を浮かべたまま無言になってしまった。滲み出る圧倒的な拒絶感に、私は不覚にも恐怖する。

ちなみに、たまごの黄身は親鳥が口にする餌によって色合いが変わるらしい。近年のたまごの黄身はオレンジ色に近いものが多いが、栄養価は昔と比べても変わらないらしい。

もし餌の色で黄身の色も変えられるなら、一定期間ごとに違う色の餌を食べさせた場合、果たしてどんなたまごが生まれてくるのだろうか。

気になって調べてみたところ、昔のTV番組でちょうど同じような実験を行っていた。その番組では一定期間ごとに7種類の餌を食べさせることで、レインボーたまごを生み出そうとしたようだ。

結論から言うと、この実験は成功していた。これは黄身の成長過程を追っていくと分かることなのだが、まず黄身には中心の「核」となる部分が存在し、成長するに連れてその周りに層が上塗りされていくらしい。親鳥の摂取した餌の成分で上塗りされるので、そのたまごを茹でて半分に切ると年輪のようになるのだとか。

その番組での検証はそこで終わっていたのだが、果たしてそのたまごから生まれ育った鶏は、一体どのように育つのだろうか。七色の羽根がレイヤー状に折り重なっていたりするのだろうか。それとも、皮膚の下に七色の肉が形成されて、ケンタッキーフライドチキンの調理担当を驚かせたりするのだろうか。

そこまで考えると何だか不憫な気がしてきたので、私は「しばらく鶏肉は控えよう」と考えながら、ローソンで買った「からあげクン」を頬張るのだった。

 

※追記1

たまごと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、元プロ野球選手の板東英二さんである。東京から新大阪までの移動中、最高9個のゆでたまごを食したことがあるらしい。想像しただけで喉が乾いてくる話である。

 

※追記2

ちなみに私のオススメは「シーチキンTKG」である。これはその名の通りTKGにシーチキンを加えただけの料理だが、シーチキンの鶏肉のような食感とたまごのまろやかな甘さが絡み合い、言わば生で食べる親子丼のような組み合わせである。この例えを聞くと食べる気が失せるかも知れないが、とにかく美味なのでお試しあれ。