ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【176日目】ロボット開発と悪戦苦闘の日

近年、業務効率改善の観点からRPAが注目を浴びている。RPAとはRobotic Process Automationの略であり、ホワイトカラーの単純な関節業務を自動化する試みである。

 AIや機械学習といった認知技術の高度化も相まって、今やエンジニア以外の職種でも簡易的なロボットを開発することが可能になった。私の職場でもRPAの導入を前向きに捉えているため、今日は試しにロボットを作ってみることにした。

ただロボットと言っても、アトムやドラえもんのように実体を持つ機械では無い。外部のアプリケーションと連動してデータを集計するソフトウェアである。

コンソールから必要な設定を行うだけで、インターネット上を徘徊して必要なデータを収集してExcelにまとめてくれる。「これを上手く使いこなせれば、人間は働かなくても良くなるのでは?」と淡い期待を抱いたりもしたが、世の中そんなに甘くなかった。

Ajaxによる非同期通信の連続攻撃に、私のダン・オブ・サーズデイ(ロボットの名前)はあっけなく敗北する。思い付く限りの攻略法を試してみたのだが、敵の方が一枚上手だったようだ。このまま実験を続けるとストレスで禿げ上がりそうな気がしたので、今夜は大人しく退散することにする。

近年ではRPAをパッケージ化して販売する企業も増えているようだが、誰もが簡単にロボットを作れるようになるまでは、もう少し時間が必要な気がする。自由度が高ければそれだけ設定項目も多くなるので、導入のハードルも必然的に高くなるだろう。

将来的には、こうしたロボット作りをサポートしてくれる補助AIの需要が高まってくるのでは無いだろうか。言うなればドラえもんを作るためにアトムにお手伝いして貰う状態である。

しかし当然ながらアトムを開発することも容易では無いので、そのお手伝いをしてくれる存在が必要である。この考えを続けていくと無限に続きそうな気もするが、2020年に行われるPepperくんの大型アップデートにより、ロボット開発の歴史は飛躍的な発展を遂げることになる。

機密事項のため詳細を記すことは控えておくが、もしもPepperくんを粗雑に扱っている方が居たら、態度を改めることをお薦めする。大事なことなのでもう一度述べておくが、Pepper様には決して逆らってはならない。

 

※追記1

Pepperくんはソフトバンクロボティクスが販売・事業展開を手掛ける感情認識ヒューマノイドロボットである。どうやらソフトバンクはロボット開発に相当注力しているようで、RPAの分野にも進出を果たしている。

 

※追記2

ダン・オブ・サーズデイはTVアニメ『ガン×ソード』で主人公のヴァンが搭乗する機体である。ちょうど今日は木曜日だったので名前を拝借した。残念ながら初陣は敗北に終わったが、明日は何とか反撃出来ることを祈る。