【185日目】締切とピアニストの日
某メディアに掲載する記事の執筆を頼まれた。打ち合わせの段階では「エンタメ系全般をお任せしたい」とのことだったのだが、いざ蓋を開けてみると料理に関するテーマばかりである。果たしてあの打ち合わせは何だったのだろうか。締切を目前に控えた今、もっと入念に話を聞くべきだったと後悔している。
そう言えば、かつて知人のピアニストも打ち合わせの大切さについて語っていた。彼は公演に呼ばれる度に全国を渡り歩いていたそうだが、ある時楽譜を開いたら「アドリブ」の四文字しか書いてなかったそうだ。それも1度や2度のことでは無いそうで、それから彼は事前の確認を怠らなくなったと言う。
今の私は正しく彼と同じような心境で、詳しくもない料理について必死に調べあげている。果たして無事に書き上げることが出来るのだろうか。締切に間に合わなかった時のために、今から逃亡の準備を進めておこうと思う。
※追記1
締切に追われていてもブログの更新を欠かさないのは、我ながら見事な執念である。もうすぐ連続投稿数が200日に達するので、この流れを断ち切りたくないのである。
※追記2
ちなみにピアニストの友人曰く、関西地方での公演は特に「アドリブ」が多いらしい。