【99日目】仕事納めと顔認証の日

今日は本業の仕事納めである。来年に向けて新しいサーバーを立てたりしたのだが、supervisorの設定を変更しようとしたところで夥しいエラーに悩まされた。何とも歯切れの悪い仕事納めである。

夕方からは納会が開かれ、皆で1年間の労をねぎらいあった。仕事の後のアルコールは至高の美味しさである。1年間の終わりともなれば尚更で、私は缶チューハイ1本で酩酊し、泥酔し、昏睡した。

しかし眠りにつく前の意識は確かで、同僚たちと顔認証サービスで遊んでいた記憶がある。近年なにかと話題に挙がる顔認証だが、私の部署の室長は何故か顔が認識されなかったらしい。何故か風景と同化してしまうようで、複数枚の写真を試しても彼の顔面が認識されることは無かったそうな。

私たちも酔った勢いで顔認証サービスを試したが、結果は惨憺たる有様であった。ある成人女性は年齢判定で10歳と断定され、ある成人男性は女性成分の比率が異様に高かった。

髭を生やした先輩に至っては何度試しても男性成分の比率が高く、98％を下回ることが無かった。ここまで完全なる「男」が未だかつて存在しただろうか。もはや「漢」の領域に達していると言っても過言ではないだろう。

一方の私は、男性成分・女性成分ともに半分ぐらいの比率で、実に回答に困る内容だった。そして更に残念なことに、「似ている芸能人」の欄に福士蒼汰の名前も無かった。非常に残念である。来年こそはイケメンになりたいのである。

振り返ってみると今年1年間も色々なことがあったが、仲間と酒を酌み交わすと全ての苦労が報われる気がした。

私も出向期間と入社期間を数えると1年半ほどが経過したが、こうして大勢の仲間と同じ時間を過ごせることは本当に奇跡のような出来事である。おかげさまで「ランチメイト症候群」に陥ることもなく、毎日楽しい日々を送れている。

来年も同様、もしくは今以上に楽しく過ごせると良いのだが、私は年末年始になると高確率で体調を崩すので、油断ならない状況である。机の上に花が置かれたりしないように、体調管理には気を付けて過ごしたい。

※追記1

もしも私の身に何か起きたら、パソコンのデスクトップに保存されている「僕が死んだら」というアプリを実行して欲しい。家族には見られたくない色んな画像が削除されるので、思い残すことなく成仏できるはず。

※追記2

一昨年は年明け早々にウィルス性胃腸炎にかかり、体重がごっそり削られた。あの時の体脂肪率は間違いなく5％を切っており、アスリート選手に負けず劣らず引き締まっていた。しかし決して健康的な痩せ方ではないので、胃腸炎ダイエットをお考えの方はご注意頂きたい。