ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【85日目】激辛ソースと確率操作の日

私の職場には韓国出身のエンジニアが数名在籍している。韓国と言えばゲームの強豪国として広く知られているが、私の職場の韓国人も例に違わず、日夜ゲームに熱中している。

私もゲームは大好きなので、彼らと打ち解けるのは早かった。最近では部署の枠組みも超えて、仲の良いメンバーたちと共に昼食を摂っている。

今日も男5人でセブン−イレブンまで昼食の買い出しに出掛けたわけだが、出発する寸前に韓国人の男の子から謎のソースを渡された。即席のカップ焼きそばに使われそうな袋入りのソースだが、その色は僅かに赤みを帯びており、見る者をどことなく不安な気持ちにさせる。

「このソースは何であるか」と私が流暢な韓国語で尋ねてみると、韓国で流行している美味しい調味料だという回答が返された。

暗褐色の色合いから察するに、刺激が強そうな気がしてならない。しかしこの男の子は普段からとても真面目で、間違っても他人を激辛の苦痛に陥れるような子ではなかった。

彼の言葉を信じて、今日の昼食に使ってみようと思ったところ、先輩のイケメンエンジニアが「それ激辛ソースですよ」と教えてくれた。私は改めて韓国人の男の子の表情を見直したが、彼はとても人の良さそうな笑顔を浮かべているだけだった。恐ろしい限りである。

しかし辛いものには人を惹きつける魅力がある。ましてや韓国の調味料ともなれば、さぞかし刺激的な味なのだろう。結局私たちはみんなでそのソースを味見することにした。ある者は食後に激しく発汗し、ある者は辛さを誤魔化そうと「ゆで卵」にかぶりつき、ある者は苦痛を和らげるための蜜柑を配ったりした。なかなかカオスな昼食である。

そしてようやく舌が落ち着いた頃に、皆で兄弟に関する話をした。私には兄が1人居るのだが、驚くべきことにその場にいた全員に男の兄弟が居た。むしろ男の兄弟しか居なかった。

考えてみれば、最近一緒に昼食を摂っている先輩にも男の兄弟が居たはずである。もう1人の女性の先輩にも、確かお姉さんが居た。仲の良い7人全員に、漏れなく同性の兄弟(姉妹)が居る。とんでもない確率である。私はここのところ奇跡的な確率を引き当てる偶然が続いているが、今日もその力を発揮してしまったのだろうか。

その後、上司がスマホゲームの11連ガチャを引くということだったので、抽選ボタンを代行で押してみた。当選確率1%以下のレアキャラを2枚ひきあて、私は今年こそ年末ジャンボを当てようと決意するのだった。

 

※追記1

かなり昔の話だが、友人に連れられてパチスロで遊んだことがあった。訳もわからずレバーを叩いていたのだが、いきなり画面が真っ暗になる現象が2回連続で起きたことがある。

後日調べたところ、その現象は8,192分の1という低確率で1回起きるものだったらしい。つまり連続で起きるのは67,108,864分の1で、とてつもない奇跡である。死ななくて本当に良かった。

 

※追記2

ここのところ辛いものに慣れてきたのか、お腹を壊す頻度が少なくなった気がする。蒙古タンメン中本の北極ラーメンに挑む日も近い。かも知れない。