【186日目】演奏会と宇宙戦艦の日
昨日ピアニストの話を書いた影響か、ピアノの音色に敏感に反応するようになってしまった。
実は少し前から近所の子どもがピアノの練習をしているようで、窓を開けると時折ピアノの音が聴こえてくる。初めのうちはミスタッチも多かったのだが、最近はかなり上達しており、色々な曲に挑戦している。
今日も耳を澄ませていると、どこか懐かしいフレーズが聴こえてきた。何の曲だろうと記憶を掘り起こしてみると、「ZONE」の「secret base 〜君がくれたもの〜」だった。
まさか朝からこんな名曲を聴けるとは思っていなかったので、私の気分はご機嫌である。一通りの演奏が終わると拍手を送りたい衝動に駆られたが、見知らぬひきこもりがベランダで拍手をしていたら警察か救急車を呼ばれかねないので自重した。
そうしてしばらく余韻に浸っていると、例の子どもは新しい曲に挑戦し始めた。これがまたどこかで聴いたことのある曲で、私は曲名を思い出すのに必死になる。1人でイントロクイズをしている気分である。
結論から言うとその曲は「ささきいさお」さんの「宇宙戦艦ヤマト」だったのだが、果たしてあの子はどういう基準で演奏曲を選んでいるのだろうか。私としては馴染みのある曲で有難いのだが、今どきの小学生にしては珍しい選曲な気がする。
明日の朝は何の曲が流れるか楽しみである。
※追記1
ピアノの音色を堪能したい気分だったが、私の家の前には線路が設置されているため、サビのタイミングに限って電車の通過音に掻き消される。ジレンマである。