【217日目】ガシャポンとポケモン愛の日
今朝は久々の豪雨に見舞われた。ここのところ水曜日はリモートワークが多かったのだが、久しぶりに出社するとこれである。もはや何者かの嫌がらせなのではないかと疑ってしまう。
そんな悪天候の中だが、私の先輩は「ポケモンセンター」に寄ってから出社してきた。どうやら今日から販売されるピカチュウのガシャポンに心を奪われてしまったらしい。半月ほど前から午前休を申請していたことを思い出した。
私も数年前までは好きなアニメやゲームのグッズを買い集めていたが、ここ最近はその情熱が失われつつある。しかし大好きなポケモンのために人生を捧げる先輩の姿を見て、何だかとても格好良く思えた。
矛先が何であろうと、情熱を持って取り組むのは素敵なことである。きっと先輩のリュックの中には、無限とも言えるポケモン愛と大量のピカチュウが詰まっているに違いない。
ちなみに今回のガシャポンは全部で7種類ほどあったそうで、先輩は「全種類コンプリートするまで回してきた」と語った。大人が全力でガシャポンを回すと一体いくら費やすことになるのだろうか。恐ろしくて考えたくなかったが、ソーシャルゲームの課金に比べれば軽微な額だろう。こちらはちゃんと実体も得られるので、健全な消費に感じられる。
さらに先輩はダブりのピカチュウを私にお裾分けしてくれた。お相撲さんの格好をしていて大変可愛らしく、腐海の森の如く荒廃していた私のデスクに癒しの風を吹き込んでくれる。思わぬプレゼントに感激である。
何かお礼がしたいところだが、ポケモンが好きな人に対してポケモングッズを送るのはリスクが高い気がしてならない。「嫁ポケ」と呼ばれるような一推しポケモンのグッズは既に持っているかも知れないし、かと言って唐突にベトベターのフィギュアを渡しても複雑な表情をされるだけだろう。
唯一、本人が「欲しい」と語っていたのは等身大のラプラスのぬいぐるみだが、ネットで調べてみると8万円を超えていた。これは果たしてどのぐらい売れているのだろうか。部屋にラプラスが居る生活には憧れるが、万年キングボンビーに取り憑かれている私には到底手が出せそうにない。早くカリスマ・アフィリエイターになろうと決意した1日だった。
※追記1
まったくどうでも良い話だが、私の嫁ポケは「ニョロモ」である。パッチリとした目と柔らかそうな唇を眺めていると、「あれ?石原さとみ?」と思うことがある。