ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【229日目】ベトナムと多国籍企業の日

多国籍企業という言葉がある。一般的には「複数の国にわたって事業活動を行う企業」を指す場合に使われるが、私の務めている会社は異なる意味で「多国籍企業」になりつつある。外国籍の従業員が急速に増えているのだ。

留学生向けの情報サービスを扱っている背景もあるが、それを差し引いても海外出身の方が多いように感じる。私の所属しているチームも中国人・韓国人・日本人というアジア連合軍だが、今日は別のチームにベトナム人が配属された。エンジニアという職種で見ればさして珍しいことでは無いのだが、ここまで国際色豊かになると何だか面白くなってくる。

問題となるのは言語の壁だが、今のところは全員が日本語を話せるので、社内公用語も変わらず日本語のままである。しかしこのままのペースで多国籍化が進むと、他の言語に切り替えた方がスムーズなのかも知れない。

楽天も2010年に社内公用語を英語に切り替えたが、現在は社歴や役職に関係なく、英語でのコミュニケーションが基本になっているという。

導入当初は反発の声もあがったらしいが、現在は海外の採用活動も活発化し、海外赴任・海外研修の機会が増えたことにより、社員のキャリア形成にも役立っているそうだ。こうした話を聞くと、早いタイミングで決断できたことを羨ましく思う。

確か昨年の春には英語教育事業にも乗り出していたので、純粋にビジネスだけの観点で捉えても、活躍のフィールドは広がる一方である。

もちろん、今後はGoogle翻訳などのサービスも更に精度が上がると予測されるので、コミュニケーションは円滑になるかも知れない。それはそれで良いのだが、せっかく対面で会話をしている以上、相手が笑っている時には一緒に笑いたいし、怒っている時には間髪入れずに土下座したい。そろそろ外国語の勉強会を再開できないか、室長にも相談してみようと思う。目指せ多国籍企業

 

※追記1

仲間に加わったベトナム人の方は、私の家から比較的近い場所に住んでいるらしい。「ご近所さんですね!」とお伝えしようとしたが、果たしてご近所さんという表現が伝わるか不安だった。そこでGoogle翻訳を活用し、ベトナム語で「ご近所さん」と伝えようとしたのだが、表示されたのは「hàng xóm của bạn」という非常に難解な単語の羅列だった。ファーストコンタクト、失敗。

 

※追記2

楽天TOEICや英語の研修・レッスン費用も会社が全額負担し、会議などで頻出する単語をまとめた社内英単語集を作るなど、相当な努力を費やしたらしい。日常の業務と並行してこれだけのことを成し遂げるのは、並大抵の努力では無かったはずだ。楽天カードマンのような摩訶不思議なキャラクターも生み出したりしているが、やはり凄い企業なのである。