ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【243日目】世界崩壊とリンクの日

ここのところ毎週のように世界が終わる夢を見る。先週は巨大隕石の衝突で、今後は核兵器の暴発による世界崩壊に見舞われた。

先週の私は世界が滅びゆく様を見つめることしか出来なかったが、今回は何とか生き残るために夢の中を駆けずり回った。命からがら地下鉄のホームに逃げ込むと、頭上で聴いたこともない爆発音が鳴り響く。

私は更に深部へ逃げ込むために、地下鉄のトンネルを歩き続けることにした。きっと外の世界は黒い炎に包まれているに違いない。トンネルの中も高温に熱せられ、蒸し焼きにされている気分だった。

あまりの暑さで正気を失ったのか、私は歩く足を止めて、その場で穴を掘り始める。水が出てくことを期待したのか、はたまた地下へと逃げ込もうとしたのか、理由は覚えていない。腕の筋肉が切れても無心で穴を掘り続けていたが、やがて暑さと疲労から意識が朦朧としてくる。ついには自身も発熱してしまったようで、その場で力なく倒れ込んだ。何とも味気ない夢の終わりである。

目を覚ますと部屋の中は薄暗く、私はまだ地下鉄の中に取り残されているのかと不安になった。しかしゆっくり見渡してみると、ここは確かに私の部屋である。世界が滅んでいなかったことに少しだけ落胆し、同時に大きく安堵した。

寝汗をかいてしまったので水を飲もうと立ち上がったのだが、身体が妙にふらつく。何とか冷蔵庫まで辿り着いたが、ペットボトルを持った瞬間、腕の筋肉に激痛が走った。これではまるで夢の続きに居るようである。腕の痛みは筋肉痛に似ているが、この数日で激しい運動した記憶がない。

何より、この身体の気だるさが不可解だったので、念のため熱を測ることにした。体温計を脇に挟んで数分、表示されたのは39.4度である。一体この時期に何故。

もしや夢の内容が現実の心身にも影響を及ぼしたのだろうか。非現実的な話だが、今回の筋肉痛や発熱についてはまるで身に覚えが無かった。だとすれば、やることはひとつである。今夜の夢でイケメン・金持ち・健康・天才・有名人になることが出来れば、私の明日からの人生は薔薇色である。

なので今夜は栄養ドリンクでも飲んで、気合いを入れて眠りにつこうと思う。