【276日目】パワポとタイプラの日
プレゼンテーション用の資料を作らなければいけなくなったので、昼過ぎから喫茶店に引きこもった。ちなみに私の行きつけの喫茶店はルノアールである。電源とWiFiが無料で使えるうえに、温かいお茶までサービスして貰える。ありがたい限りである。
今回作る資料はフリーフォーマットなので、私はなるべく面白い資料を作ろうと思った。内容の薄さをアニメーションで誤魔化そうという魂胆である。まず最初のページはルパン三世のタイプライター風にタイトルを表示させてみたが、これはあまりにふざけ過ぎている気がしたので没にした。一応会社で使う資料なので、アニメのネタはなるべく控えた方が無難だろう。
そう理解しているはずなのに、今度は何故かエヴァンゲリオンの内部電源のようなタイマーを作ろうとしていた。今回の発表時間は7分程度なので、タイマーの上限も7分にセットする。本当はこの後で質疑応答の時間が設けられるはずだが、内部電源が切れたことにすれば質問に答えなくても済むかも知れない。これまた浅はかな考えである。
こんなくだらない構想を練っているうちに、時刻は22時を回っていた。肝心な本文については1文字たりとも記入できていない。明日から本気を出そうと思う。
※追記1
以前にも会社でエヴァンゲリオン風の資料を作ったことがある。オタクの同僚からの評判は上々だったが、年齢が離れた上司からは冷ややかな視線を浴びせられた気がする。しかし私はNERVの広報担当という裏の顔を持ち合わせているので、世の中にエヴァンゲリオンの魅力を広めていかなければならないのである。
※追記2
大学に通って最も良かったと思うことは、パワポのアニメーション作りが上手くなったことである。私は何故か電磁波の研究をしていたので、スリットから電磁波が伝播していく様子をアニメーションで表示させたりした。おかげで学会の前日はいつも徹夜である。あの頃の私は(今ほどではないが)真面目だった。