ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【43日目】夢遊病と筋肉痛の日

ここのところ寝付きの悪い日々が続いている。良質な睡眠を得られていないため起床後も疲労感が残り、今朝に至っては身体の節々に痛みを感じるほどになった。重症である。

私の仕事は基本的にデスクワークなので、身体を動かす機会が少ない。眼精疲労や肩凝りに悩まされることもあるが、今日の痛みは広範囲に及んでいた。あくまで軽い筋肉痛程度だが、この状態が長く続くことは好ましくない。週末は温泉にでも出掛けたいところである。

それにしても、痛みの原因は一体何なのだろうか。先程は筋肉痛程度と述べたが、「ひきこもり界の超新星」と呼ばれた私が運動などするはずもない。あまりに筋肉を使わな過ぎて、満足に日常生活も送れないほど退化してしまったのだろうか。

明確な答えを見つけられず悶々としていたが、服を着替えようとしたところで「ある異変」に気が付いた。鞄の中にしまっていたはずの財布が、何故かテーブルの上に置かれていたのである。

さらに異変は続き、空っぽだったはずのゴミ箱に「明治エッセル スーパーカップ」の容器が捨てられていた。昨夜は確かにアイスクリームが恋しい夜だったが、わざわざ買いに行くのが面倒で我慢したはずである。

これはもしや夢遊病と言うやつなのではないだろうか。10歳未満の子どもに多く見られる睡眠障害のひとつで、専門的には睡眠時遊行症と呼ばれているアレである。

そう考えると、今の私を襲っている全身の痛みにも説明がつく。昨夜の私は何とか眠りについたが、脳の一部が中途半端な覚醒状態にあり、意思を持たないまま奇行に走ったのである。

我慢していたアイスクリームを買いに行き、YouTubeを観ながら貪り食ったに違いない。そしてダイエット中であるにも関わらず糖分を摂取してしまった罪悪感に駆られて、真夜中の一人運動会を開催した次第である。

意識が無い中でもこれほどの行動力を発揮できるのは大したものだが、どうせなら仕事や洗い物もまとめて片付けておいて欲しかった。台所の荒れ具合は昨夜とまったく変わらず、残念に思った私である。

しかし大人の夢遊病は子どものそれと違い、複雑怪奇な行動を取ることも少なくないらしい。中には料理や自動車の運転までこなしてしまう患者も居るそうなので、私は今夜の自分の働きに期待して洗い物を残しておいてあげようと思う。

 

※追記1

大学時代の友人にも睡眠時遊行症と思しき変態が居た。彼は眠りについた後にひっそりと起き上がると、おもむろに服を脱いでドラゴンボールの「かめはめ波」の練習を始めるのだ。もし彼が亀仙流に師事していたら、研究室は大変な有り様になっていたに違いない。

 

※追記2

私の上司も身体の痛みに悩まされているらしい。もしかすると、私は彼から変な病気をうつされたのでは無いだろうか。慰謝料。