ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【188日目】路上寝とお節介の日

仕事から帰る途中、泥酔して路上に倒れている女性を見かけた。確か数カ月前にも同じような状況に遭遇していたので、ちょっとした既視感を覚える。

あの時は何とか家まで送り届けたものの、親族から怪しまれるなど散々な目にあった。今回は体力的にも余裕が無かったので、近くの交番に駆け込み救助を頼むことにした。

この時はあくまでも親切心で警察官に伝えたつもりだったが、コンビニでお弁当を買って引き返すと想定外の事態を目撃する。

先ほどの倒れていた女性を囲んで、パトカーと複数人の警察官が立ち並んでいたのだ。女性1人の救助にしては些か大袈裟な気もしたが、後ほど調べてみると路上で眠ることは道路交通法に違反しているらしい。

考えてみれば当然の話なのだが、私としては女性が安全に帰れることを祈って交番に立ち寄っただけなので、少しばかり申し訳ない気持ちになる。

幸い、私の顔は女性に知られていなかったので、あくまで他人のふりをして通り過ぎようとした。しかしその瞬間、先ほど交番で会話した警察官と目が合い、「ありがとうございました」と声をかけられてしまったのだ。

そのやり取りを目にした女性は、私のことを怪訝そうな表情で見つめていた。もしも彼女に罰金などが課せられた場合、逆恨みを買ったりしないだろうか。

もしかしたら彼女が私に一目惚れした可能性もあるが、それは恐らく地球誕生と同じくらいの確率なので、せいぜい身元が知られないように気をつけようと思う。

 

※追記1

地球が誕生する確率は、小学校などにある25mプールの中に、バラバラにした時計の部品を投げ込んで、それが水流だけで組み立つ確率と同じらしい。つまり一目惚れの可能性は皆無である。

 

※追記2

路上で寝た場合、「路上寝警告書」を3回以上渡されたら検挙の可能性があり、逮捕するかどうかは反省の有無などのケースバイケースで決めるらしい。