ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【189日目】本格炒飯とマヨネーズの日

私は無類の炒飯好きである。初めて訪れる中華料理屋では決まって炒飯を注文し、その味によって店の善し悪しを決めつける。人生を炒飯に支配された男と言っても過言では無い。実際過去には、先輩が作ったシステム開発に関する説明資料を何故か炒飯づくりに例えて改竄したこともあった。

ここまで来るともはや病気を疑った方が良い気もするが、私のように炒飯を偏愛する人間は確かに存在するのである。そして、それらの人々は往々にして同じ悩みを抱えている。

「一体どうすれば、家庭でも本格的な炒飯をつくれるのだろう」

恐らく、誰しも一度は考えたことがある疑問だと思う。しかし多くの人々は「家庭とお店では火力が違うから無理」という尤もらしい理由を掲げ、思考を放棄しているのでは無いだろうか。

確かに火力は違うかも知れないが、それを知恵と工夫で乗り越えるのが本当の料理人というものである。そこで今夜、私は意を決して炒飯づくりに挑むことにした。

仕事を終えた私は、まず米を炊くことから始めた。水分は気持ち少なめにして、炊き上がったご飯をボウルに放り込む。問題はここからである。

実はここ数カ月の間、私は炒飯づくりについて研究を重ねてきた。そしてネット上で最も多く見受けられたのが、フライパンに敷く油の代わりにマヨネーズを使う、という手法だった。

私は先ほどボウルに入れたご飯を冷ました後、卵とマヨネーズ、そして味の素を加えた。この段階で予め混ぜておけば、お米粒も均等にコーティングされるという考えである。


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本来であれば味の素ではなく、味覇(ウェイパー)のような中華調味料を使うべきだと思う。しかし我が家にはそんなに気が利いた代物は存在しないので、味の素の無限の可能性を信じることにした。すべての材料を混ぜ終えたあとは少量の醤油を加え、再び混ぜる。

 


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卵と調味料がご飯全体に行き渡ったら、いよいよフライパンの登場である。先にも述べたが、今回は油をマヨネーズで代用しているため、ボウルのご飯をそのままフライパンに投入する。


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 クレープのように薄く伸ばしたら、中火でじっくりと白身の水分を飛ばしていく。時折ご飯をほぐしてフライパンをあおってみると、少しずつパラパラになっていくのが分かった。


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ある程度火が通ったのを確認し、好みの具材を入れて再び炒めていく。本当はチャーシューを入れたかったのだが、生憎切らしていたので(そもそも用意していなかったので)角切りにしたベーコンで代用した。

ちなみに具材を入れる時は出来るだけ同じ大きさに切った方が、均等に火が通って良いらしい。

 
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具材にも火が通ったので、最後に葱を加えて、塩と胡椒で味を整えていく。基本的にはこれだけで完成である。味にパンチが欲しい方は、刻んだニンニクを入れてみるのも良いかも知れない。ひとまず今回はオーソドックスな炒飯に仕上げてみた。

 
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実際に食べてみると、自分史上で最高のパラパラ感を生み出すことに成功していた。チャーシューの代わりにベーコンを入れたので、味付けに家庭らしさを感じるものの、口当たりは完璧である。

もし家庭で本格的な炒飯を作りたい方が居らしたら、ご飯に卵とマヨネーズを混ぜて、それから中火でじっくり炒めてみて欲しい。手間も時間もかかるが、失敗するリスクは低いはずである。

そして手間も時間もかけたくないという方は、素直に冷凍食品の炒飯を買われた方が良いと思う。最近の冷凍食品の美味しさは異常なのである。

 

※追記1

今日は炒飯の魅力について書き連ねていたのだが、投稿の直前になってスマートフォンが勝手に再起動を始めて、記事の全文が消え去ってしまった。泣きたくなった。