ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【237日目】ミーティングと伝達力の日

今日は午後からミーティングが続いた。私は物事を説明するのが苦手だが、人の話を聞くのは好きである。特に先輩のエンジニアたちの意見は大変参考になる。高度過ぎて着いていけないことも多々あるが、後になって意味が理解できると自身の成長を感じられる。

しかし私も良い歳なので、そろそろ他者に分かりやすく伝える技術を身に付けなければならない。ちょうど今の会社にはセミナー講師のように話し上手な先輩が居るので、話し方について密かに分析している。

そもそも伝達するにあたって大切なのは、相手の目線に立って話を進めることである。件の先輩はこの能力に長けていて、会議中に誰かが疑問を浮かべた際は、すかさず補足の説明が入る。全員の足並みが揃った状態で進行していくので、余計な質疑応答が生まれることもなく、議題に対して集中できるのだ。

さらにこの先輩の場合は、比喩表現の使い方が抜群に上手い。誰もが知っているものに置き換えて説明するので、専門的な知識を持っていなくても本質的な部分を理解できる。もはや本気でセミナー講師を目指した方が良いのではないだろうか。仮に怪しげなネットワークビジネスだったとしても、この人に勧められたら断れる自信が無い。

流石にネットワークビジネスの勧誘をするつもりは無いのだが、こうした伝達力は社会人として生きていく上で大変重宝するはずだ。私も先輩のような伝達力を身に付けるため、人に説明する練習を続けたいと思う。

今夜も自宅のぬいぐるみたちを相手に長時間のミーティングを実施する予定だが、傍から見たら完全に危険な人物なので、部屋の中に監視カメラや盗聴器が無いかを入念に確認した上で実施したい。

 

※追記1

比喩表現が巧みな作家として村上春樹さんの名前が挙がることが多いが、個人的にはやや冗長に感じる。重松清さんのように簡潔に例えてくれた方が、本編のテンポを損なわなくて読みやすい気がする。