ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【246日目】胡麻ダレうどんとロールパンの日

今日の昼時のことである。同僚がコンビニで胡麻ダレうどんを買ってきたのだが、包装を開封してからぽつりと呟いた。

「このうどん、最初から胡麻ダレが付いてるのに、何で別々にすり胡麻の袋が入ってるんですかね」……と。

これは恐らく胡麻の風味を引き立たせるために、あえて後入れ形式にしたものと考えられる。最近では飲食店でも後入れ用の調味料が用意されていることが多いが、彼はどこか納得いかない表情だった。「どうせ同じ胡麻なのだから、最初から混ぜてしまえば良いのに」と言わんばかりである。

しかし私からすると、彼が用意した昼食の組み合わせの方が謎だった。胡麻ダレうどんの他に、大量のロールパンが並べられている。まさか彼はうどんとパンを同時に食すつもりだろうか。

確かに世の中には「焼きそばパン」というメニューが広く普及しているが、「うどんパン」という食べ物はあまり聞いたことがない。関西の人気チェーン「阪急そば」では以前に「きつねうどんパン」「カレーうどんパン」が発売されたらしいが、彼の買ってきたうどんはシンプルな胡麻ダレうどんである。油揚げも無ければカレーも無く、純粋な炭水化物だけの組み合わせと言える。

私と上司は「やめるなら今だ、引き返せ!」と強く制したのだが、彼の意思は固かった。胡麻ダレとすり胡麻の組み合わせには反発していたのに、何故うどんとパンに対しては寛容なのだろう。このまま炭水化物のコンビを食せば、彼の血糖値はたちまち上昇し、午後の仕事中に眠くなることは確実である。

その後も我々は必死に説得を続け、何とか胡麻ダレうどんだけを先に食べるよう勧めた。彼からすれば良い迷惑だったに違いない。私もどうしてこんな説得をしているのか分からなかったが、うどんパンという未知の存在には本能的な恐怖を感じたのだ。

その想いが伝わったのか、彼はロールパンを間食用に残すことを約束してくれた。もしも制止を振り切ってうどんパンを食していたら、私と彼の関係性には5mm程の溝が生まれていただろう。危ないところだった。

 

※追記1

今週末に会社で停電があるので、冷蔵庫の中身を一掃することになった。ちょうどインスタントの焼肉おにぎりが残っていたようで、仕事終わりに1つお裾分けして貰う。少し物足りなかったので追加でパンを食べようとしたが、これも炭水化物の組み合わせであることに気付き、歯を食いしばって我慢した。このまま欲望に流されていたら、糖尿病予備軍の私は確実に身体を壊していただろう。危ないところだった(本日2度目)。

 

※追記2

でもラーメンライスは大好きである。