【252日目】ナッシーとドラゴンの日
『ポケモンGO』にナッシー(アローラのすがた)が実装された。ナッシーと言えば初代『ポケットモンスター』から登場している草タイプのポケモンだが、この「アローラのすがた」には新たにドラゴンタイプが追加されている。
見た目こそ椰子の木のようなナッシーだが、実はハワイのポリネシア神話には「竜を退治して首を地面に埋めたら、そこから椰子の木(ココヤシ)が生えてきた」という伝承があるらしい。梶井基次郎が「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と公表してから久しいが、ナッシーの足元にも竜の首が埋まっていたという訳だ。
それにしても、どうして今回はナッシーだけが先行配信されたのだろうか。リージョンフォームを持つポケモンは他にも数多く存在し、ロコンやサンドの愛くるしさは通常版を上回る程である。それらを差し置いて実装されたのには、何か理由があるに違いない。
そう言えば、ナッシーは初代『ポケットモンスター』においてもかなり初期の段階で生み出されたポケモンらしい。『ポケットモンスター サン・ムーン』においてもいち早く「アローラのすがた」が公開されていたので、スタッフの思い入れが強いのかも知れない。
実際にアローラナッシーの見た目のインパクトは強烈で、ポケモンGOにおいても相当な存在感を放っていた。会社周辺のサラリーマンたちもナッシーの新しい姿に興奮した様子で、昼時にはスマホを片手に歩く人々が大勢見受けられた。
ちなみにナッシーの進化前はタマタマというタマゴのようなポケモンなのだが、このタマタマの色違いは金色だったりする。金色のタマタマ。やはりスタッフの愛情というか、遊び心を感じてならない。
※追記1
私のパーティにおいても、ナッシーは重要な戦力である。彼のソーラービームによって、これまで何匹のポケモンが葬られたことだろうか。見た目の面白さだけではなく、強さを備えているのがナッシーの魅力である。
※追記2
そんな私のナッシーだが、性別の表記を確認してみたらメスだったことが判明する。つまり「彼」という表記は間違いである。もしもこのナッシーの進化前が色違いのポケモンだったら、メスの金色のタマタマになっていたのだろう。何だか不思議な気持ちになる。