ひきこもりろん

広告ライターからエンジニアに転職し、現在はYouTuberデビューを目論んでいる「ひきこもり志願者」が日々の妄想を書き散らかすブログ。

【258日目】自動筆記とやり過ぎの日

オートマティスム(Automatism)という言葉をご存知だろうか。心理学用語で「筋肉性自動作用」という意味なのだが、要は自分の意識とは無関係に動作を行ってしまう現象を指す。

分かりやすい例を挙げると、このブログの更新もオートマティスムによって成り立っている。私自身に「ブログを書こう」という意識は無いのだが、気付けば親指がスマートフォンを操作している。まるで何か別の存在に憑依されたように、私が日々溜め込んでいる妄想を垂れ流すのだ。

このように、オートマティスムによって筆記する現象は自動筆記(Automatic writing)、自動書記、自動記述などと呼ぶらしい。世のライターからすれば垂涎の的に違いないが、仮に少しでも下品な妄想をすると世間に醜態を晒すことになるので、取り扱いには注意が必要である。

ちょうど今日は仕事でも文章を書く機会に恵まれたので、私は自動筆記の発動に期待しながらデスクに座っていた。傍から見たらさぞかし奇妙な光景だっただろう。何せ阿呆面を浮かべて座っている男が、指先だけを高速で動かしているのである。

最初は400文字ほどに収めるつもりだったが、気付けば2000文字を超えていて自分でも軽く恐怖を感じる。このまま人事のお姉さんに提出すれば「え……何この人……気合い入りすぎてて怖いんですけど」とドン引きされること請け合いである。

そのため泣く泣く半分ほどカットしたのだが、それでも文字量が多かったようで、案の定軽く引かれる結果になった。自動筆記さん、やり過ぎである。

 

※追記1

科学的にオートマティスムは自己催眠の一種とされている。しかし統合失調症夢遊病など病的要因が潜んでいるケースや、薬物などの使用によるケースも指摘されているので注意が必要である。ちなみに私は上記のいずれにも該当しません。該当しません。

 

※追記2

プログラミングもオートマティスムで出来るようになったら便利だと思う。言うなればセルフRPA。シャルナークの念能力みたいである。